- データベースエンジニアの求人は少ないなぁ...
- データベースエンジニアの求人を扱っている転職エージェントはどこだろう...
と思っていませんか?
実際のところ、他のITエンジニアに比べ、データベースエンジニアの求人が少ないのは事実です。
しかしデータベース技術は、システム構築に必要不可欠な要素技術で、すべてのIT企業から必要とされる技術の1つです。
このページでは、転職エージェント各社が取り扱っているデータベースエンジニアの求人数を集計し、おすすめの転職エージェントを解説していますので、転職活動にご活用ください。
データベースエンジニアの求人を扱っている転職エージェント
下記の厳正な条件をクリアした転職エージェントのみ掲載しています。
無料で利用できる転職エージェントのみ掲載していますので、転職活動にご活用ください。
条件1厚生労働省の職業紹介事業の認可を受けていること。
条件2データベースエンジニアの求人を扱っている転職エージェントであること。
条件3キャリアアドバイザー(*)が転職支援サポートを実施していること。(* 転職エージェントにより、「アドバイザー」「コンサルタント」など名称は異なります。)
条件4転職支援サポートは無料であること。
条件5プライバシーポリシー(個人情報保護方針)を策定していて、厳格な管理基準で個人情報を管理していること。
型 | 転職エージェント名 | 特徴・おすすめポイント |
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総合型 | リクルートエージェント |
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〃 | doda |
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〃 | LHH転職エージェント |
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IT特化型 |
Geekly (ギークリー) |
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〃 | レバテックキャリア |
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〃 |
TechClipsエージェント (テッククリップス) |
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〃 | 社内SE転職ナビ |
|
当サイトでは、データベースエンジニアの求人について、勤務地(都道府県)別にも集計しています。
ぜひご覧ください。
▼勤務地(都道府県)別のデータベースエンジニア求人数▼
https://recommend-agent.com/it-all/2/#database-engineer
データベースエンジニアが転職エージェントを選ぶポイント
データベースエンジニアの場合、どの転職エージェントを利用するかが、転職成功のカギです。
- 利用した転職エージェントには、データベースエンジニアの求人がなかった。
- 利用した転職エージェントは、希望する勤務地(都道府県)の求人を扱っていなかった。
- 担当のキャリアアドバイザーがIT素人で、自分の技術スキルを理解してくれなかった。
そんな事にならないように、転職エージェント選びには下記の3ポイントが重要です。
データベースエンジニアの求人を扱っている転職エージェントを選ぶ
全ての転職エージェントがデータベースエンジニアの求人を扱っている訳ではありません。
他のITエンジニアに比べ、データベースエンジニアの求人数は少ないので、データベースエンジニアの求人を扱っている転職エージェントを利用しましょう。
希望の勤務地(都道府県)の求人を扱っている転職エージェントを選ぶ
全ての転職エージェントが47都道府県の求人を扱っている訳ではありません。
特に地方都市の場合、対応していない転職エージェントや対応していても求人数が少ない転職エージェントもあるので、あなたが希望する勤務地(都道府県)の求人を扱っている転職エージェントを選びましょう。
IT特化型の転職エージェントを選ぶ
データベースエンジニアのキャリアは専門性が高く、一般のキャリアアドバイザーでは「あなたの専門性や経験・スキル」を正しく評価できない可能性があります。
希望する求人に応募しても、キャリアアドバイザーが「あなたの専門性や経験・スキル」を応募企業に正しく伝えることができず、不採用になるケースもあります。
IT特化型の転職エージェントは、文字通り「ITエンジニアに特化した転職エージェント」ですので、IT技術に精通したキャリアアドバイザーが在籍しています。
「あなたの専門性や経験・スキル」を正しく評価し、あなたの特徴を応募企業に伝えてくれるので、データベースエンジニアの転職にはIT特化型が最適です。
しかし、総合型の転職エージェントと比較すると、IT特化型の転職エージェントは扱っている求人数が少ないというデメリットがあります。
デメリットを補うため、総合型の転職エージェントも平行して利用することをオススメします。
データベースエンジニアとは
データベースエンジニアを一言で表現すると、データベース製品を専門的に扱うエンジニアの総称です。
企業活動では、さまざまな情報が存在し、それらがデジタル化され、膨大なデータとして蓄積されています。
それらのデータを必要な時に瞬時に取り出し、どのようにビジネスに活用するかが、企業にとって重要な課題です。
データベースの専門家として、増え続ける膨大なデータを効率的に管理し、企業活動を支えるのがデータベースエンジニアの役割です。
他のITエンジニアとの違い
ITシステムを開発・構築するためには、サーバー、OS、ミドルウェア、ネットワーク、アプリケーションなど、領域ごとに高度なITスキルが必要となります。
そのため、ITエンジニアは役割分担し、各領域に特化した専門のエンジニアがそれぞれの開発・構築業務にあたります。
システムエンジニア | 情報システム全般の企画・開発から運用・保守を担当 |
---|---|
サーバーエンジニア | サーバーの設計・構築から運用・保守を担当 |
ネットワークエンジニア | ネットワーク環境の設計・構築から運用・保守を担当 |
データベースエンジニア | データベースの設計・構築から運用・保守を担当 |
インフラエンジニアとデータベースエンジニアの違い
データベースエンジニアは、インフラエンジニアに含まれるケースがあります。
狭義 |
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広義 |
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このページでは、データベースエンジニアの転職について、解説しています。
インフラエンジニア(サーバー、ネットワーク)やセキュリティエンジニアの転職については、こちら ↓
をご覧ください。
【2023年版】転職エージェント各社が取り扱っているインフラエンジニア(サーバー・ネットワーク)の求人数を集計し、おすすめの転職エージェントを解説しています。また当サイトでは都道府県別にもインフラエンジニアの求人数を集計しています。
【2023年版】転職エージェント各社が取り扱っているセキュリティエンジニアの求人を集計し、おすすめの転職エージェントを解説しています。また当サイトでは都道府県別にもセキュリティエンジニアの求人数を集計しています。
データベースエンジニアの転職
データベースエンジニアの転職は、下記のパターンに分類できます。
- データベースエンジニアとして他社に転職する
- 他のITエンジニアからデータベースエンジニアに転職
- データベースエンジニアから他のITエンジニアに転職
- データベースエンジニアから非IT企業に転職
データベースエンジニアとして他社に転職する
- 今の会社の将来性に不安があるので、大手SIerに転職したい
- Web系企業で自社サービスの開発に携わりたい
- 転職して、キャリアアップしたい
- ワークライフバランスを重視したい
- 地方移住して、フルリモートで働きたい など
他のITエンジニアからデータベースエンジニアに転職
近年、自分一人で何でもできるフルスタックエンジニアが注目を浴びているように、1つの技術だけでエンジニアを続けるのが難しい時代となっています。
他のITエンジニアからデータベースエンジニアにキャリアチェンジすることにより、今までの経験・スキル+データベース技術に詳しいエンジニアとなるため、第一線で活躍することを期待できます。
キャリアチェンジ | 目指すITエンジニア像 |
---|---|
システムエンジニア・プログラマーからのキャリアチェンジ | アプリケーション開発ができるデータベースエンジニア |
サーバーエンジニアからのキャリアチェンジ | サーバー構築ができるデータベースエンジニア |
ネットワークエンジニアからのキャリアチェンジ | ネットワーク構築ができるデータベースエンジニア |
セキュリティエンジニアからのキャリアチェンジ | セキュリティ対策に精通したデータベースエンジニア |
データベースエンジニアから他のITエンジニアに転職
データベースエンジニアとしての将来性に不安を感じている方は、他のITエンジニアへのキャリアチェンジがおすすめ。
他のITエンジニアにキャリアチェンジした場合でも、データベースエンジニアの経験やスキルを活かすことができます。
- エンジニア系
- データベースの論理設計に詳しいアプリケーションエンジニア
- データベースの物理設計・構築に詳しいインフラエンジニア
- データベースの情報セキュリティに精通したセキュリティエンジニア
- データベースの運用・管理に詳しいクラウドエンジニア
- コンサル系
- データベース技術を用いて経営課題を解決・提案できるITコンサルタント
- マネジメント系
- データベース技術に精通したプロジェクトマネージャー
- アナリスト系
- SQLによるデータ抽出や集計に精通したデータアナリスト/データサイエンティスト
データベースエンジニアから他のITエンジニアへの転職の場合、こちら ↓
ITエンジニアを20のIT職種に細分化し、おすすめの転職エージェントを解説しています。
エンジニア別におすすめ転職エージェントを解説。「ITコンサル、PM、アプリ、インフラ、Web系、社内SE、Iot・組込、セキュリティ、システム監査など」
データベースエンジニアから非IT企業に転職
中小企業の場合、自社でシステム運用できる人材がいないため、クラウドへの移行が進んでいます。
その反面、金融機関や大手企業、大学は、個人情報など機密データを管理しているため、現在でもオンプレミスでシステム運用している企業・機関が多く存在します。
そのためデータベースエンジニアの転職先として一番おすすめなのが事業会社の社内SEです。
大規模システムをオンプレミスで運用している企業には、
- 業務に詳しい社内SE
- アプリケーションに詳しい社内SE
- サーバーやネットワークに詳しい社内SE
は豊富に存在しますが、
- データベースに詳しい社内SE
は少なく、データベースエンジニアとして身に付けたスキルを活かすことにより、唯一無二の人材として、第一線で活躍することが期待できます。
社内SEへの転職は難しいと思っていませんか?
社内SEの求人数は、データベースエンジニアの約2倍あります。
詳細はこちら ↓
社内SEの求人数は上から6番目です。実は多い。「社内SEへの転職が難しいと思われている理由」「社内SEへの転職を成功させるポイント」「社内SEにおすすめの転職エージェント」について解説しています。
IT未経験からデータベースエンジニアに転職
他のITエンジニアと比較すると、データベースエンジニアの求人数は少なく、即戦力の人材が求められています。
そのため、IT未経験者がデータベースエンジニアの求人に応募することは難しい。
IT未経験者がITエンジニアを目指す場合、システムエンジニアやプログラマー、インフラエンジニアなど、需要が多い職種(求人数が多い職種)を目指しましょう。
求人数が多い職種の場合、積極的にIT未経験者を採用している企業もあり、中途採用の教育制度も充実しています。
なかでもインフラエンジニアがおすすめ。
インフラエンジニアはデータベースエンジニアとの親和性が高く、インフラエンジニアとして勤務しながら、データベースの構築や運用を経験することもできます。
インフラエンジニアの求人数が多い転職エージェントはこちら ↓
【2023年版】転職エージェント各社が取り扱っているインフラエンジニア(サーバー・ネットワーク)の求人数を集計し、おすすめの転職エージェントを解説しています。また当サイトでは都道府県別にもインフラエンジニアの求人数を集計しています。
データベースエンジニアの仕事内容
データベースエンジニアは、システム開発工程において、データベースの設計・構築から運用・管理までを担当します。
アプリケーション開発を担当するシステムエンジニアやサーバー構築を担当するサーバーエンジニアなどと調整・連携しながら、データベース関連の業務にあたります。
設計工程
クライアントの業務要件の中から、情報システムで管理するデータを洗い出し、それらをどのようにデータベースに格納するか設計します。
必要に応じて、クライアントにヒアリングしたり、提案したりします。
どのようなデータ構造にするかにより、アプリケーションの開発難易度やメンテナンス性に大きく影響します。
多くのシステムでは、データの冗長性や不整合を防ぐため、正規化が行われています。
構築工程
設計が終わると、データベース製品の機能を使って、データベースのインストールやパラメータ設定などを行い、データベース環境を構築します。
企業システムで利用するデータベースには、Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、MySQLなど多数存在し、それぞれ特徴が異なります。
各データベース製品の特徴を理解し、クライアントのシステムに最適なデータベースを選ぶのも、データベースエンジニアの役割です。
運用工程
データベースを快適に長期間稼働させるためには、定期的にメンテナンスする必要があります。
パフォーマンス・チューニング
データ量の増減やシステム環境の変更に伴い、データのアクセス速度が落ちることがあります。
そのため、データベースエンジニアは定期的にデータベースの状態を確認し、設定内容を見直します。
- SQLのチューニングやパラメータ設定の見直し
- メモリ設定の見直しやハードウェアの増強 など
アクセス権の管理
データベースで管理しているデータは、誰でも自由に読み書きできる訳ではありません。
アクセスコントロールの原則「最小権限の原則」により、
- データ更新が必要な部署・担当者のみ、データ更新が許可され、
- データ参照が必要な部署・担当者のみ、データ参照が許可されています。
クライアント企業の組織改編や業務内容の変更により、アクセス権限に変更が生じた際、データベース上のアクセス権を変更します。
バックアップ・リカバリ
データベースに障害が発生すると、当該システムだけでなく、データ連携している他システムにも影響するため、迅速かつ慎重に復旧させる必要があります。
データベース障害に備え、データベースのバックアップを取得し、いつでもリカバリできる状態にしておきます。
データベースエンジニアに必要なスキル
データベースに関する深い知識
データベースの主流であるリレーショナルデータベースは、多くの企業システムで利用されています。
データベースエンジニアには、リレーショナルデータベースの各製品に対して、深い知識が求められ、常に最新情報を収集する必要があります。
Oracle Database、Microsoft SQL Server、MySQL、PostgreSQL など
データモデル/データモデリングに関する深い知識
データモデル/データモデリングとは
特定の業務処理に応じたデータベースの論理的な構造を示したモデルを作成することをデータモデリングといい、関係データベースにおいては、ERDという表記手法が広く用いられている。
データモデリングは、一般的に、抽象度の高いものから、「概念データモデル」、「論理データモデル」、「物理データモデル」の3種類に分類される。
- 概念データモデル
システムの要件に基づいた大まかなモデル。- 論理データモデル
概念データモデルに、入出力データを踏まえてシステムで必要とする属性(列)をすべて付与したモデル。- 物理データモデル
実装を意識したモデル。関係データベースの表と1対1に対応し、データ型や索引までを定義した、スキーマの生成が可能なレベルのもの。
企業内には、多種多様なデータが存在します。
ITシステムの性能を最大限に発揮するためには、企業内に存在するデータを洗い出し、データ間のつながりを可視化し、最適化したデータ構造でデータベースに格納する必要があります。
データベース関連の技術トレンド
クラウドやビッグデータ、NoSQL、分散処理など、データベースに関する技術は進化しています。
データベースエンジニアとして、第一線で活躍するためには、担当プロジェクトで必要なスキルだけでなく、最新の技術トレンドにも対応することが求められます。
- クラウドデータベース
- ビッグデータ
- データ分析
- NoSQL
- インメモリデータベース(VoltDB)
- 分散処理フレームワーク(Hadoop、Spark) など
インフラの設計・構築スキル
ITシステムは、サーバーやOS、アプリケーション、データベース、その他ミドルウェアなどで構成され、それぞれが連携しながら動作します。
そのため、データベースの知識・技術だけでなく、サーバーやOS、ネットワークなどのインフラに関するスキルも必要となります。
システム開発のスキル
データベースの設計・構築は、システム開発の一部として行われます。
システム開発の各工程を理解することにより、データベース設計・構築を円滑に進めることができます。
セキュリティ対策
データベースには、個人情報や企業の内部データなど、機密性の高いデータを多数保管しています。
そのため、情報漏えいやデータ流出などの事件・事故があると、企業経営に深刻な影響を及ぼします。
データベースエンジニアには高いセキュリティリテラシーが求められ、強固なセキュリティ対策を実施する必要があります。
- データベース監査
- アクセス制御のコントロール
- データの暗号化 など
コミュニケーション能力
データベースエンジニアは、顧客から業務内容をヒアリングし、システムで管理するデータの洗い出しを行います。
また、システムエンジニアやインフラエンジニアと役割分担しながら、ITシステムの構築業務を進めていきます。
そのため、顧客やプロジェクトメンバーと協議・調整し、円滑に遂行できるコミュニケーション能力が必要となります。
冷静な判断力・対応力
データベースに障害が発生すると、そのデータベースを利用している全てのシステムに影響するため、業務への影響が大きく、一刻も早い復旧が求められます。
そういった状況でも、冷静にシステム障害の原因を突き止め、安全に復旧作業を進める必要があります。
データベースエンジニアの転職に有利な資格
データベースエンジニアになるために、資格は必要ありません。
しかし、前述の通り、データベースエンジニアの中途採用には即戦力が求められ、スキルの高さを証明する必要があります。
データベース関連の資格を取得することにより、客観的にスキルを証明できるので、取得することをオススメします。
資格を持っていない場合、職務経歴書などでスキルを証明する必要があります。
- 採用担当者はどのような観点で職務経歴書を見ているのか?
- 面接官はどのような観点で技術的な質問を行い、スキルの確認を行うのか?
など、採用試験に際して、事前対策が必要です。
とは言っても、自分一人で対策するのは難しくないですか?
転職エージェントのキャリアアドバイザーは、企業の人事担当者と情報共有しており、「どのような人材を求めているのか」「どのようにスキルを評価しているのか」を把握しています。
あなたの転職活動をサポートしてくれるので、積極的に転職エージェントを利用することをオススメします。
国家試験
データベーススペシャリスト試験
- 国家試験(IPA:独立行政法人情報処理推進機構)
- データベースに特化した資格試験
- 特定のベンダー製品に依存せず、データベースに関する汎用的な知識・技術が問われる
- 10月に試験を実施
- 毎年1万人以上が受験
- 合格率は10%台なので、難易度は高い
特定のベンダー製品に依存せず、データベースシステムの企画、要件定義、開発、運用、保守に関する知識・技術が問われます。
高度情報処理技術者試験に分類され、資格取得の難易度は高いですが、取得できれば転職活動を有利に進めることができます。
ベンダー試験
ORACLE MASTER
- データベース製品トップシェアのオラクル社が実施
- Oracle Databaseに特化した資格試験
- 2019年に資格体系が一新され、ORACLE MASTER 2019が最新
- Bronze DBA、Silver DBA、Gold DBA、Platinum DBAの4種類
- 日本でも認知度が高い資格試験で、取得しているエンジニアも多い
コンピューター方式で試験が行われるため受験しやすく、最も普及している資格試験の一つです。(Platinumは実技試験あり)
Oracle Databaseの構築・運用管理のスキルを証明したいエンジニアにとって必須の資格試験です。
OSS-DB技術者認定試験
- LPI-Japanが実施するオープンソースデータベースの資格試験
- 試験内容はPostgreSQLに準拠している
- 下級レベルのSilverと、上級レベルのGoldがある
- 試験はコンピューターベース(CBT)で実施
費用対効果の観点でオープンソースデータベースのニーズが高く、オープンソースデータベースに切り替える企業も増えてきており、注目の資格試験です。
Microsoft認定資格プログラム(MCP)
- 大手ITベンダーのマイクロソフト社が実施
- マイクロソフト製品に関する知識や技術が問われる資格試験
さまざまな資格試験が用意されているので、MCPの中からデータベース管理者向けの資格試験を受験します。
データベースエンジニアの年収
マイナビエージェントの調査によると、データベースエンジニア(*1)の年収は30代で536万円です。
システムエンジニア(*2)の472万円と比較すると、データベースエンジニアの方が64万円高くなっています。
データベースエンジニアには、データベースの専門家として、より高度な技術力が求められるため、システムエンジニアより評価が高くなっていると言えます。
データベースエンジニアのキャリアパス
データベースエンジニアのキャリアパスには、
- データベースのスペシャリスト
- ITプロジェクトのプロジェクトマネージャー
- ITシステムのコンサルタント
- データアナリスト/データサイエンティスト
があります。
データベースのスペシャリスト
データベースの構築・運用・管理のプロフェッショナルとして、スペシャリストを目指すキャリアパスです。
データベースはさまざまなITシステムで利用されています。
特にレスポンスタイムが重視されるシステムやミッションクリティカルなシステムの場合、データベースの性能を最適化し、高い性能を維持した状態でデータベースを運用する必要があり、高いスキルを持ったスペシャリストが求められます。
ITシステムはデータベース単独で稼働するのではなく、ハードウェア、OS、ミドルウェア、アプリケーションなどと連携して動作します。
近年はオンプレミスからクラウドへの移行が急速に進んでいます。
そのため、データベースのスペシャリストにはデータベースに関する高度な技術・スキルだけでなく、データベース周辺の要素技術についても、深い知識・技術が必要となります。
ITプロジェクトのプロジェクトマネージャー
データベースエンジニアのキャリアパスとして最も多いのが、プロジェクトマネージャーへのキャリアアップ。
30〜40代のタイミングで、プロジェクトマネージャーに転身するエンジニアが多いです。
システムエンジニアやプログラマー、インフラエンジニア、データベースエンジニアなど、ITエンジニアを率いて、プロジェクトを運営・管理する役割を担ったプロジェクト責任者。
システム開発の全工程を、プロジェクトマネージャーとして管理・統括します。
プロジェクト運営に関する責任を負う立場となり、データベースエンジニア以上のやりがいや収入が期待できます。
ITシステムのコンサルタント
経営の課題解決や改善提案など、上流工程に携わりたいエンジニアにおすすめなのが、ITコンサルタントです。
顧客企業が抱えるビジネス課題に対して、IT技術をどのように活用すれば問題解決できるかを提案するITエンジニア。
データベースエンジニアとしての経験や知識を活かすことにより、他のITコンサルタントと差別化できます。
コミュニケーション力、提案力を試したいエンジニアにおすすめの職種です。
データアナリスト/データサイエンティスト
近年、企業に蓄積されたビッグデータは、経営戦略の立案や迅速な意思決定など、データに基づく経営判断に活用されるようになりました。
その役割を担っているのが、データアナリスト/データサイエンティストです。
データアナリスト/データサイエンティストには、高い知識・スキルが必要ですが、今後、最も注目を浴びる職業の一つです。
- 大学レベルの数学の知識
- Python、R言語などを用いたデータ分析スキル
- 統計解析、時系列解析、機械学習に関する知識 など
データベースエンジニアの将来性
データベースエンジニアの求人は減少傾向にあります。
プロジェクトにデータベース専任のエンジニアを置かず、システムエンジニアやプログラマー、インフラエンジニアがデータベースの設計・構築を行っているプロジェクトもあります。
しかし、ITシステムを構成するミドルウェアの中でも、データベースは最も重要な役割を担っており、データベースに関する技術・スキルが不要になることはありません。
機密性の高いデータを扱っている金融機関や大手企業、官公庁、大学などでは、クラウド化が進む現在でもオンプレミスでシステム運用しています。
- 今の会社では、データベースエンジニアとしての将来に不安がある。
- 安定した企業で、データベースに特化したエンジニアとして働きたい。
- データベースエンジニアとして、どのような転職先があるか、相談したい。
とお考えの方は、転職エージェントに相談しましょう。
あなたが目指すデータベースエンジニア像にマッチした求人をきっと紹介してくれます。