事務・企画・マーケティング・管理部門は人気職業なので、転職は難しいと言われています。
このページでは、事務の転職が難しいと言われる理由について分析し、事務職への転職ノウハウを解説しています。
事務の転職が難しいと言われる理由
理由1求職者に対して求人数が少ない。
すべての職業の中で、事務的職業が一番有効求人倍率が低い(就職が最も難しい職業)です。
職業 | 有効求人倍率 |
---|---|
管理的職業 | 1.21 |
専門的・技術的職業 | 1.84 |
事務的職業 | 0.39 |
販売の職業 | 1.63 |
サービスの職業 | 2.26 |
保安の職業 | 5.98 |
農林漁業の職業 | 1.23 |
生産工程の職業 | 1.96 |
輸送・機械運転の職業 | 2.00 |
建設・採掘の職業 | 5.21 |
運搬・清掃・包装等の職業 | 0.67 |
理由2求人に応募しやすいが、内定率が低い。
しかし、事務職以外の内定率は29%に対して、事務職の内定率は17%しかありません。
職種 | 有効求人 | 紹介件数 | 就職件数 | 求人紹介率 | 内定率 |
---|---|---|---|---|---|
事務職 | 131,690 | 108,728 | 18,176 | 83% | 17% |
事務職以外 | 1,285,314 | 167,634 | 48,467 | 13% | 29% |
つまり事務職は他の職種に比べ、求人を紹介され、応募しやすいが、不採用になる可能性が高いと言えます。
- 有効求人倍率は0.39倍
事務職の場合、求職者100名あたり、39件の求人しかありません。 - 求人紹介率は83%
事務職の場合、特別な経験や資格がなくても応募できるため、多くの求職者が応募可能。 - 内定率は17%
事務職の場合、特徴のない履歴書やマニュアル通りの志望理由が多いため、採用担当者の目に留まることはなく、不採用になるケースが多い。
事務の転職を成功させる方法は?
上記のように、事務の求職者は多くの企業に応募できますが、内定率は低いです。
しかし、転職に成功する人もいます。
転職に成功する人と失敗する人で、決定的な違いがあります。
転職に失敗する人 | 転職に成功する人 | |
---|---|---|
書類審査 | マニュアル通りの履歴書、職務経歴書だと特徴がなく、誰を採用しても同じなので、あなたを採用する必要がない。 | あなたの特徴を履歴書、職務経歴書を記載し、あなたにしかない長所や特徴をアピールする。 |
面接 | 志望理由で応募企業への強い想いを伝えても、採用担当者から見た場合、あなたを採用するメリットが分からない。 | 応募企業への志望理由を伝えるだけでなく、あなたを採用したら、その企業にどのようなメリットがあるか、アピールする。 |
採用試験対策 | 自分一人で考える。 | 転職エージェントの力を借りる。 |
書類審査の合否のポイント他の応募者との差別化
事務職の場合、特別な経歴や資格がない応募者が多く、同じような履歴書、職務経歴書ばかりなので、採用担当者の目に留まることはありません。 そのため、書類審査では他の応募者と差別化し、あなたの長所や特徴をアピールする必要があります。
- 転職のプロがあなたを分析
-
転職エージェントは転職のプロで、多くの求職者の転職をサポートしています。
そのため、あなたに特別な経歴や資格がなくても、自分では気付いていない長所やアピールポイントを探してくれる。 - 履歴書や職務経歴書の作成サポート・添削
-
転職エージェントでは、「書類審査に合格しやすい履歴書の書き方」や「不合格になりやすい職務経歴書」など、今までの転職支援サービスを通じて、さまざまなノウハウが蓄積されています。
あなたの長所や特徴が伝わるように応募書類を添削してくれ、他の応募者と差別化できるので、書類審査に合格しやすくなります。
面接の合否のポイントその企業に必要な人材と思われること
企業の採用担当者は、年間数十人から数百人の面接を行っているので、マニュアル通りの受け答えでは採用担当の目に留まることはなく、不採用になります。
たとえ、その企業への強い想いを込めた志望理由を考えても、不採用になります。
理由は、あなたの想いが一方的に伝わるだけで、その企業があなたを採用するメリットが伝わらないからです。
- 応募企業に精通した転職エージェントが面接対策
-
求人企業が転職エージェントに求めることは、「自社が求める人材の紹介」です。
そのため、企業の採用担当は転職エージェントに対して、「どのような人材を求めているか」を伝えています。
転職エージェントでは、「その企業が求める人材」と「あなたの特徴」の共通点を探して、面接でどのようにアピールすれば良いか、アドバイスしてくれます。
- あなたは転職の素人です。
転職経験があっても、自分が採用試験を受けた回数しか経験がありません。 - 転職エージェントは転職のプロです。
転職エージェントでは日々、転職希望者に対して転職支援サービスを提供しており、転職成功のノウハウを蓄積しています。
あなたも転職エージェントを利用して、内定率UPさせることをオススメします。
どの転職エージェントを利用すれば良いか?
事務の転職では、上記の通り、数多く応募しても書類審査で不合格になります。
そのため、転職エージェントと一緒に採用試験の準備を行う必要があり、どの転職エージェントを利用するかが重要です。
転職エージェント選びにご活用ください。
事務職を下記の15職種に細分化し、それぞれオススメの転職エージェントを勤務地別に解説しています。
(1)一般事務・営業事務・管理部門アシスタント、(2)貿易事務・国際事務・英文事務・通訳・翻訳、(3)金融事務・保険事務、(4)医療事務、(5)経営企画・事業企画・営業企画、(6)商品企画・マーケティング、(7)人事・労務、(8)総務、(9)法務・知的財産・特許、(10)経理・財務・会計・税務、(11)広報・IR、(12)物流・購買・資材調達、(13)貿易業務、(14)内部監査・内部統制、(15)秘書・受付